プロローグ

2/5
前へ
/55ページ
次へ
皆さんごきげんよう。 突然ですがあなたは神という存在を信じているだろうか!? 俺か? 俺は神なんてもんはいないってことぐらい、とっくの昔に分かっている。 皆さんだってそんなもんいないってことぐらい、心のどこかで思っているはずだ。 だが、分かっていてもついつい神に祈ってしまう時があるだろう。 例えば、合格祈願。 「受かりますように」って、賽銭箱に金を投げ入れて祈った記憶はないか? 俺だってあるさ。 だがはっきり言うと、祈っただけで合格するなんてことは絶対ありえない。 もしそんなことがありえるなら、誰だってそこに駆けつけているだろう。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加