虚を掴む手

5/14
前へ
/189ページ
次へ
   対する答えは直ぐに来た。 「当たらずとも遠からず。関わりはある、と言って良いでしょうね。……取り敢えず、先に要件だけ伝えてしまいましょうか」  ツヴァイは姿勢を正すと、場に居る全員に平等に視線を向けて、告げた。 「杏仁兎さん、エンダーさん、アリィさん。貴方達に、これから私が行う“落丁”の調査を手伝って頂きたいのです」
/189ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加