22人が本棚に入れています
本棚に追加
それからナルシェへ向けて急いだ。確実に帝国兵が進軍してきている。
ロックの顔に少し焦りが見えた。
そして、ナルシェについた。石垣の門でガードが待っていた。
「お待ちしておりました。どうぞ長老の家へ。」と言って案内された。
長老の家の前で中から話し声が聞こえてきた。
「しかし、ドマはリターナーに属していたばかりに…。」
ナルシェは中立国だから攻められないと思っているのか。
そこへロックが、
「そんな事無いぞ。帝国はナルシェに来るぞ!」と言って入っていった。
私はロックの後についていった。
「セリスが教えてくれたんだ。」とロック。
「そうか!どこかで見たことあると思ったら、マランダを侵略した悪名高きセリス!帝国の犬めそこになおれ!」
とサムライの格好の男に文句言われた。私は死を覚悟して立ち向かった。
「待ってくれ。セリスは裏切らないと約束してくれたんだ。俺は守るって約束したんだ。」
と一生懸命にサムライを押さえた。
「ロック。お前…。」と声がした。
私は何かあるのかとやっと気付いた。
最初のコメントを投稿しよう!