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崇「ところで、聞きたい事があるんだが……」
アンジェルク《……昨日の事……ですか?》
崇「そうだ、何なんだよあれは」
アンジェルク《昨夜、あなたを襲ってきた人形は魔力を動力として動く二足歩行型自立人形…通称パペット》
崇「パペット……。それに、魔法って」
アンジェルク《それは……》
…
……
………
…………
???〉
?「パペットが全部破壊されたらしいな」
?2「……何が言いたい」
?「所詮、お前の魔力ではあれを回収するのは無理だった…と言うことだ」
?2「なんだと、貴様!私に殺されたいのか!!」
?「できるのかな。お前の魔力で」
?2「この!」
?3「やめないか!今は、仲間内で揉めている場合ではない」
?2「チッ……」
?「ふっ。ところで、あいつは何処に行ったんだ?」
?3「あいつは今、弟97管理外世界にアレの所有者を見に行っている」
?2「真面目だな。彼奴は」
…
……
………
…………
鳴海市〉
?「ほほぉ~。アイツがアレの所有者かぁ。なかなか良い男じゃない」
崇の部屋を覗いている怪しい人影。
?「まあ、今は泳がせておいてアレの回収は後にしておこうかな」
そう呟くと影はその場から姿を消した。
崇sed〉
崇「………なるほど、つまりお前はミッドチルダって世界からこの世界に来た魔法使いの杖……みたいなものか」
アンジェルク《はい。だいたいそんな感じです》
崇「う~ん。いまいち納得出来ないが俺は魔法使いになったのか?」
アンジェルク《ひらたく言えばそうです》
開いた口が塞がらない俺が魔法使い?
あり得ないだろう普通。
アンジェルク《ですが、杖を持ったら誰でもなれる訳ではありません》
崇「え。そうなのか?」
アンジェルク《はい。もともと、この世界の人は魔法の素質がありません。ですが極希にマスターみたいに素質を持つ人もいます》
話を聞けば聞くほど信じられない。
アンジェルク《どうでしょうマスター。私の本当の契約を結んではいただけませんか?》
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