何時もと変わらぬ日々

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崇「……これからどうしよう」  店長室を後にした俺は帰路についていた。 お金がないわけではない生活出来るだけの収入はある。 崇「はぁ~。ん?………ここは、翠屋か」  トボトボ歩いているといつの間にか俺の昔馴染みの店翠屋の前に来ていた。 崇「お茶でも飲んでいくか」 … …… ……… 桃子「いらしゃいませ。あら、崇くん。久しぶりね」  出迎えてくれたのはこの店の店長、士郎さんの奥さん、桃子さんだった。 崇「お久しぶりです。桃子さん」 桃子「全然顔出さないからどうしたのかと思ったのよ。なのはなんて合いたい合いたいって言ってたわよ」 崇「すいません。最近、学校が少し忙しくて」 桃子「それで、ご注文は?」 崇「えっと……ブレンドで」 桃子「は~い。ちょっと待っててね」 桃子さんがカウンターに戻っていくのを見てから窓の外を眺める。 崇(しかし、明日からどうしようかな……) 桃子「はい。ブレンドとこっちはサービスよ」  コーヒーと一緒にケーキを持ってきてくれた。 崇「あ…ありがとうございます」  桃子さんはこういう風にいつも、何かをサービスしてくれる。 桃子「そうそう、ひとつ頼みたいことがあるんだけど……いいかしら?」 崇「ええ。別にかまいませんけど」 桃子「そう?それなら良かった」  まあ、桃子さんにはいつもお世話になってるからな。 崇「それで、何ですか?頼みたい事って」 桃子「それはね……」
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