アドバンス

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アドバンス

雨降る細い路地を スタスタ歩く 名も無い小さな 子猫。 傘さして歩く僕は その前を通りすぎる。 びしょびしょに 濡れた君の姿は まるで僕を見ているようだ。 流れたる雨は この枯れきった僕の 涙を降らしてくれているのだろうか? アドバンス 前に進むしか道は ないんだ。
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