御披露目

13/20
前へ
/360ページ
次へ
………くるま?てれ…? 聞くつもりは無かったが声をかけようとしたら 遮那と晶の会話が聞こえてきた 口には出さなかったが 晶は元の時代を懐かしく思い 寂しく感じてる… そんな気がした こんな誰も知らない所にいきなり連れて来られて しかも男所帯にいるのだから無理をしているのかもしれない …… そうだ! 『晶、いますか?』 いるのは知っていたがわざと声をかけた総司 『はい、どうしました?』 『これから少し、散歩に行きませんか? まだ屯所からでた事ないですよね?』 『!?、本当ですか? 行きたいです!! でも…いいの?』 『少し位なら大丈夫ですよ、それに私も一緒ですし』 『一応、土方さんにも言ってから出ますけど… 構わないですよね?遮那。』 「あぁ、そろそろ陽もくれる 首元、気をつけるニャよ?」 『分かってますよ ……遮那、無理にニャを使う必要は無いですよ?』 と喉の奥をならしながらククッと総司が笑った 「…………ふん 行くなら早く行け!ワシは昼寝するんぢゃ」 『遮那、心配ありがとう。ちょっと散歩に行って来ます』 「あぁ行っておいで」 .
/360ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4086人が本棚に入れています
本棚に追加