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………くるま?てれ…?
聞くつもりは無かったが声をかけようとしたら
遮那と晶の会話が聞こえてきた
口には出さなかったが
晶は元の時代を懐かしく思い
寂しく感じてる…
そんな気がした
こんな誰も知らない所にいきなり連れて来られて
しかも男所帯にいるのだから無理をしているのかもしれない
……
そうだ!
『晶、いますか?』
いるのは知っていたがわざと声をかけた総司
『はい、どうしました?』
『これから少し、散歩に行きませんか?
まだ屯所からでた事ないですよね?』
『!?、本当ですか?
行きたいです!! でも…いいの?』
『少し位なら大丈夫ですよ、それに私も一緒ですし』
『一応、土方さんにも言ってから出ますけど…
構わないですよね?遮那。』
「あぁ、そろそろ陽もくれる
首元、気をつけるニャよ?」
『分かってますよ
……遮那、無理にニャを使う必要は無いですよ?』
と喉の奥をならしながらククッと総司が笑った
「…………ふん
行くなら早く行け!ワシは昼寝するんぢゃ」
『遮那、心配ありがとう。ちょっと散歩に行って来ます』
「あぁ行っておいで」
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