「〇〇は俺の嫁」についての評論

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 しかしそういった流れの中で、確実に「嫁」の定義が変わりつつある。  昨今、深夜アニメのほとんどが短期クール(約十三話)であり、そういった短期間の移り変わりの早さから、「嫁の移り変わり」も加速している。  その時に一番好きだった作品の、一番好きなキャラクターが嫁になる。しかし、すぐに次の作品が放送され、また新しいキャラクターが嫁になる。 そういったことが繰り返し行われてきているのだ。  これは、アニメだけに留まる話ではない。漫画やライトノベル、はたまた同人産業全般に当てはまることではなかろうか。 情報が溢れ変える現代において次から次に現れる魅力的なキャラクター達。これら全てを嫁と宣言するならば、それはさながら一夫多妻制国家の大富豪だろう。これはズルい。出きることならば、一人と添い遂げてほしいものだ。
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