トオルの影

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居酒屋で働く俺、みんなは手羽ニイと呼ぶ。 その俺が毎日の様に通う店『ソリアント』 気さくな店員達、俺が自慢できる仲間。 社長の藤原達(トオルさん) 店長の尾形卓哉(オガッチ) 社員の大場龍一(りゅうたそ) バイトの金田康平(こうへい) 鈴木千晶(ちあきちゃん) 他4人、合わせて9人のそれぞれ個性的なメンバーの店。 いつもどおり仕事を終えて飲みに行くと、トオルさんのテンションが下がっていた、 「お疲れ様です、あれっ!どうしたんですかトオルさん?」 「あっ!手羽ニイお疲れ様です、まぁちょっと…」 あきらかに何かあった雰囲気、多分また売上の事で悩んでるんだろうとその時は思った。 いつもどおり酒を飲み、いつもどおりバカ話をしてる時、仕事を終えたトオルさんが深刻な顔で足早に帰っていった。 いつもなら一杯飲んで帰るのに、その日は挨拶だけして帰っていった、いつもと違う行動…いつもと違う顔…気にはなったが俺はいつもどおり酒を飲み続けた。
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