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だが、最近目覚めたやつらは自分の能力を過信しているのが多くここに来てすぐに治安維持部隊にしょっぴかれる。
そこの二人のように……
二人は抵抗を試みたようだがまさに瞬殺、顔をアンパンマンの様に腫らして今は大人しくしている。
可哀相に……
それだけ思うと俺は歩き出す。
目的地は、学校
の様な場所。
名前は学園だが。
いうならば、超能力者育成所、だろうか?
能力の正しい使い方、在り方を教える所だ。
20歳未満の奴は必ずここに入学させられる。
20歳以上でも入学させられる人間も結構いる。
ここ新世界はそもそも超能力者の管理の為に創られたものなのでこうして能力の使い方在り方を教育して五年前の様な悲劇を繰り返さない様にしている。
卒業すると治安維持部隊に配属したり殊更優秀な奴は政府の直属部隊にスカウトされたり--まぁ一番多いのはここで普通に暮らす--だ。
俺達は管理され閉じ込められてる訳だが、文句を言う奴は少ない。
まずここは過ごしやすい。
大半の奴は管理されてるなんて思ってない。
思えない。
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