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だとしたら、一般的に便器まで小便が届かないという「放水ミス」は一体いつ起きるのだろうか?
それは「銃筒の先端を出る時の初速度VΦ」を決める膀胱にかかる圧力Pが低下し、なおかつ最初の瞬間と違い「膀胱から銃筒の先端までの長さ」を有効に活用できない、放水作業を終える瞬間ということになるのである。
飛行機でも着陸が一番難しいというが、この放水作業もやはり放水作業を終える瞬間が一番難しいのである。
そのため、多くの場合小便達は便器内への着陸に失敗し、便器の下を汚してしまうのである。
ところで「男らしさ」の記念物でもある「立ちしょうべん」を守るためには、ひとつ解決策がある。
すなわち、「銃筒の先端を出るときの初速度VΦ」は腹筋で膀胱を締め付ける圧力Pに比例し、銃筒の先端の口径Aに反比例するのであるから、放水作業のラストに膀胱を締め付ける圧力Pが小さくなったり、膀胱を締め付ける圧力Pを有効に膀胱からの排水に変換できない排水作業のラストの瞬間には、銃筒の先端の口径Aを小さくしてやればよいのである。
そうすれば、「銃筒の先端を出る時の初速度VΦ」は「銃筒の先端の口径A」に反比例するのであるから、膀胱から出てくる小便の量が低下しても、「銃筒の先端を出る時の初速度VΦ」を0にならないように維持することができるのである。
ホースの先からチョロチョロ水が出ているようなときでも、ホースの先をつまんで細くすれば勢いよく(細い)水がホースから出てくるのと同じである。
そうすれば、放水ミスを防ぐことができるわけだ。
それならば、便器の汚れを防ぐことができるのである。
さて、私は「男らしさ」の最後の砦である「立ちしょうべん」を守るために、このような技術を考えてみたわけであるが、この技術の実証作業は行なっていない。
果たして「銃筒の先端の口径A」を自分の意識で小さくすることができるか?
というところに大きな問題点があるような気もするが、それは「男の意地」で克服できるかもしれない。
あるいは、ホースと同じように先っぽを手でつまむという最後の「手段」もあるのだから。
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