可愛いものは目に入れてみよう、きっと痛くないって事はないから

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そんなわけで電車の中を咲希さんといるわけなんだが…… 「座らないんですか?」 咲希さんはそう言いながら自分の座っている座席の隣をポンポンと叩く。 「えっと……どうぞ。」 俺は近くに居た老人に声をかける。 老人はこちらに気づくと笑顔で座った。 咲希さんも俺と同様に近くに居た老人に席を譲ると俺の隣に立つ。 「優しいんですね。」 「えっと……」 俺は笑って誤魔化すしかなかった。
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