プロローグ

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「ありがとうごさいました~。またおこしください。」 俺はコンビニを出て、高校に向けて歩き出す。 ……が、何かしら異様な光景が目の前に。三、四人のチンピラ風の男が一人の女性をナンパしているような……ん? よく見るとその女性は、同じ高校の女子の制服じゃないか! ……コイツら一体何をしている…て ちょっと考えれば分かることか。何か集中して声を聞いてみると……… 「……なぁ、いいだろぉ?姉ちゃ~ん。俺達と一緒にイイことしたりして遊ぼうぜぇ?」 「……私は学校に行かなきゃいけないんです。早く退いてください!」 「そんな冷たいこと言わずにさぁ!?」 一人がその少女の腕を掴む。 「………イ イヤァ!! 触らないでぇ!!?」 無理矢理腕を離す。そうしたら その態度が癪に障ったのか…… 「……おい姉ちゃん。人が下手に出ているのに何だ その態度は?」 言うと、リーダー格の男が少女の頬に平手打ちする。 「痛っ」 「おいオマエら、コイツをいつもの場所に連れていくぞ!?」 リーダー格の男がそういうと、他のヤツらも その少女の腕を掴んで連れていこうとする……。
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