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赤い塗料を爪に浸せば
イイ女になれた気がした
寝静まる朝が
まだ来ない内に
ネオンに溢れた街
飛び回るの
羽根など休めてられない
誰に追い抜かされる
その前にもっと
乾いた胸の奥の何か
潤うまで
甲高い声も揚羽蝶
甘い香りも揚羽蝶
誘う仕草も揚羽蝶
羽ばたき止めれば
また空虚と
向かい合わせ
知ってるの
だから放っといて…
胸の奥の何かの答え
「寂しさ」だって。
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