恋はいつも嵐のように1

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初めまして! オレは長谷川瑞基。 今日は東と晶と泉さんと旅行に来てるんだ。 本当は東と二人のハズだったんだけど、なぜか奇跡的に晶達に会っちゃったんだよ…。まぁ二人っきりってのは嫌だったし、いいかななんて思ってるんだけど(笑) 旅先は彦根!滋賀だよ。 今日の目当ては彦根城! ヒコニャンに会いに来た!…って言いたいんだけど、東が勉強の為にみたいなこと言って…(怒) 誘われるとオレ断れなくてさ…(泣) でも晶達がいてくれて良かった! 感謝するぜ!! 「なんだよ瑞基、キラキラした目で俺たちを見て…。まさか!泉はやらねーぞ(怒)!!」 「ちょっ…晶//(汗)人が見てる!あと泉じゃなくて兄さん、だろ?」 …相変わらずブラコンだな。 可哀相に泉さん(笑) 「瑞基、なんで晶君達を見つめてたの?瑞基は俺だけを見てくれないと…」 「うるせ~//!ただでさえ目立つんだからそういうこと人前で言うな//!!」 「可愛い可愛い❤」 「黙れェ//!!」 東も晶も泉さんもイケメンだ。 だから観光客の注目の的みたいなもんで…。 オレ的に立場がない…。 「さ、頑張って天守閣まで登ろっか!」 「おう!」 長い坂を登って天守閣の前に着いた。 そこにはたくさんの人が。 「ヒコニャン!!」 人だかりの中にヒコニャンを捉えたオレは一目散に駆け寄った。 「可愛い~!!!」 一人浮かれていると、取り残された三人は… 「先に中入ろうぜ…」 「晶(汗)!…オレ…ちょっとヒコニャン気になる…//」 「泉…//よし、瑞基のとこまで行くか!」 ヒコニャンに夢中なオレは後ろから冷たい視線を感じた。 振り向くと東が眼鏡を光らせて笑っていた。 …めちゃめちゃ恐い!! 何があったのか知らねーけど、確実に怒ってる。 東の眼鏡が光ると怒ってる証拠だ! 田口から聞いたから絶対だ! 「東…?怒ってる…よね(汗)?」 「うん、そりゃ」 「な…なんで…(汗)?」 「俺を置いて勝手に行動するから…」 それって… 「俺、ヒコニャンに嫉妬しちゃった。瑞基…、ヒコニャンと俺、どっちが大切?」 …機嫌を治さないと後でオレがヤバいから… 「あ…東さん…です//(汗)」 「(ニコッ)良し!瑞基大好き~❤ギュー」 「放せ~//(泣)!」 畜生…// ズリーよ…東…//
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