1章

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「大丈夫か?」 少年の声で男らはハッとした。 「君、何故ここに!? 早く逃げろ!!」 「ムリムリ。逃げてたら殺されるしさ。 それに…… 俺はコイツらを始末しなきゃならねぇんだよ。」 ため息をついて、後ろから襲いかる魔物を一瞥すると。 「……俺、今。機嫌がわりいんだよ。 間違って、てめぇらも殺してしまうかよ? 離れとけよ」 少年は刀を出して、魔物を斬り捨てた。 .
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