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「だって、お昼にピザの出前とった時とかサッカー部との喧嘩の時だって会長が助けてくれたでしょ、風紀委員からさッ。 本当にアレは感謝感謝ですよ」
お姉ちゃんってここまで生徒会の方々に迷惑かけてたんだ。でも星姉さんよりはずっとましだよね。
書類を書いていた会長の手が止まる。
「あぁ、それはもう終わったことだから、あんまり気にしてないからな。 これからだよぉ、司が人様に迷惑かけなければもう私の心配事はないのですよ」
桃色のシャーペンが動き出す頃にはもう会長は仕事に没頭していた。
さて、これから貴重な時間を部活動に投じていく。
私たちの活動がここで、乙女たちの悩みがここで、ここで消えていくのだから。
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