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このエリザベスクラブは何かと古い部活で部員数は昔から少人数ではあったが今も続いてる。
でもやっぱり学園からしたら噂くらいの話にしかならない部活で、結構影が薄い……。
活動内容としては恋愛相談、相談次第では成就するまで協力する。 というありがた迷惑な活動内容。 事実、本当にこのように活動している。
とりあえずハチャメチャな部活である。
活動日はやりたくなったら、というアバウト仕様。
「で、このかが恋愛相談に乗って欲しいということだったんだけど……私の妹をタブらかしたクソ野郎の話を聞かせてくれ。 とりあえずソイツ埋める、ギブユーデス!」
一気に機嫌が急降下した司さんは机をギシギシさせる。
「それ、学園の備品。壊したら請求書送るから覚悟してね」
「すみません」
会長さんのドライな視線に司がピタッと止まる。その2人の間でプルプルと足を振るわせたこのかが立ち上がった。
そして、胸の前で手を重ねて言う。
「ごめんなさいです、会長さん。無理言ってこの部屋を使わせて頂いてるのに、仕事の邪魔になるようでしたらッ」
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