―中盤―

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『翔!?』 「この人が!?」 その夜、ヒロ達は 焚き火していた。 翔は目を覚ます。 「うっ…」 『目覚めたか』 翔はヒロを見て驚く。 「何で…お前が!?」 『こっちのセリフだ、  どうして…  傷だらけなんだ?』 「お前には関係ない…」 『だよなぁ~…』 「なぜ…お前を  助けた?」 『助けたのは  新太郎を追いかけて、  この世界に来た  デネブがお前を  見つけて  手当てしたんだ』 「そうか…そいつは  どこに?」 『今、悟と潤と一緒に  食料を探しに行った』 「そうか…」 その時、デネブ達が 食料集めから 帰って来た。 「お~い、ヒロ」 ヒロは立ち上がる。 『お帰り、デネブ達』 デネブはヒロに近寄る。 「これだけしか食料が  見つからなかった」 『いいじゃないか』 「ヒロ」 『何だ?』 翔はヒロに エンジェンドライバーを 投げて渡した。 ヒロは驚く。 『エンジェンドライバー!?』 「それはお前が  持っていろ」 『オレはもう…  エンジェンドには…!!』 「なぜ、エンジェンドに  なる事をためらう?」 『それはお前が  一番分かって  いるだろう!!』
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