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アミュラは一応Sランクのため戦闘技術も高く、戦闘経験も積んでいる。横に転がり魔物の攻撃を避ける
魔物は3メートル位の高さで目は一つ。肌は薄青く右手に棍棒みたいなものを持っている。魔物の攻撃と言っても棍棒を振り上げるだけだ
だが、アミュラに攻撃するのに失敗しだがアミュラが先程居た場所は大きな深い窪みが出来ていた。
アミュラはこの見たことの無い魔物を見たせいか腰が抜けてしまい、立ち上がれない。魔物は棍棒を上に上げる
アミュラは自分に絶望した。自分がSランクになった時、SSランクには適わないが無敵に強い方だと思っていた。だが、今殺されそうなのだ。自分が恐怖で立ち上がれないのに絶望していた
魔物が棍棒を下げる時スローモーションに感じた。思わず怖くて目を伏せてしまう
(私…此処で死んじゃうんだ…ごめんなさい。お母さん私…)
時間が長く感じる。自分でも遅すぎると感じた、恐る恐る目を開けると…
「貴方は……」
アミュラの目の前には背を向けた白髪の少年と近くに銀狼が居た。見渡しても魔物が居ない、恐怖で聞こえなかったのか…
少年はアミュラの方へと向くと、しゃがみ目の高さを合わせる
「オイ、大丈夫か?」
アミュラは少年の顔を見た瞬間トマト位に顔を赤くする。少年の瞳は人を引き付けるような空色で…大体顔自体が良い
そんな時少年の向いてる逆側を先程から鋭い瞳で見ている銀狼を目尻から此方を見て口を開ける
『オイ、シュ…まだ魔物は生きているぞ…』
銀狼はシュ…と言うと恥ずかしそうに顔を俯く。どうやら銀狼はセェシェのようだ
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