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自然が良いムリュウナ大陸。人口も多く争いが少ない、だが貴族と平民関係が悪い
ムリュウナ大陸の都市セームでは商売や笑う子供達が多かった
だが、今は貴族との関係のせいで店が潰れたりと土地を奪ったりと貴族が全てを動かしているようになっていた
そのせいか、森にいる魔物達も反発的になりセームを襲いに来た日が何度もあった
その魔物達を殺していくのはギルド側の仕事。セームの代表ギルドは《深緑の大地》と言い、ムリュウナ大陸でこのギルドを知らない人はいない。と言う位だ
今、ギルド《深緑の大地》で少女とギルドマスターの会話がこれから始まる歯車をはめるピースとなる
「マスター!!マスターからの依頼とは何でしょう!?」
ある部屋のドアが急に開いたと思ったら、桃色の髪で太もも位まで長いみつあみで緩く縛り前髪はパッつんで黄色の瞳の少女が入ってきた
それにかなり焦っている。普通、依頼は平民や貴族からのものでマスターからとは珍しいこと。そういう場合難しい依頼を出される事が多い
「そんな慌てないで?アミュラ…もう17歳でしょう?」
桃色の髪の少女の名はアミュラと言うらしい。
今冷静に応えた女性は長いストレートの金髪に優しそうな青い瞳、見た目は20代。この部屋の豪華な椅子に座っている
「マスターから出される依頼なんて珍しいんです!!内容は何でしょう?」
「クスクス…私の事はマスターじゃなくて、ケラで良いと言ったのに…」
この女性は《深緑の大地》のマスターで名前はケラと言うらしい
アミュラはマスターの顔を見るとため息をつく
「ハァ…ケラさん。今回の依頼は?」
マスターからケラさんへと変えるアミュラ。ケラはそんなアミュラを見てクスクスと笑っている
だが急に真剣な顔になり、アミュラもつられて真剣な顔になる
「今回の依頼は…いえ、任務は…
神秘の森に銀狼を連れた白い髪の少年がいるとの情報が来たの
その少年の様子をアミュラが見てきて報告して欲しいの」
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