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そうケラが言った瞬間、アミュラは驚いたような顔をする
「なっ!!?神秘の森って言ったら高レベルな魔物ばかりって言われてるじゃないですか!?そんな所に少年なんているわけありません!!」
アミュラは叫ぶように言ったせいか肩で息をしている
「そう…だけど、ここのギルドの1人が神秘の森から帰ってきた時
大怪我で帰ってきたの。でも不思議と血は出てなくて…
目が覚めた時に聞いたら少年が助けてくれたって言って…
神秘の森は普通怪我程度で帰って来れる場所じゃない
でもその人は大怪我なのに血は出てない…
したら信じるしかなかったわ
本当はまだ17歳のアミュラに神秘の森に行かせたくないだけど…
アミュラなら少年を…
ギルドに導けると思って…
嫌ならいいわ
命に関わる事だもの」
と悲しそうに俯くケラ
任務をアミュラに出したケラだが内心は神秘の森に行かせたくなかった
アミュラはケラを見て自分まで悲しくなる。自分の事を心配してくれてる
それでも十分だった
「わかったよ…ケラさん。私…頑張ってみる」
「そう…きよつけてね…」
二人は抱き合うと、ケラは悲しい顔をしてアミュラは決意を決めた瞳をしていた
この後はアミュラは部屋を出ていき、自分の部屋へと準備をしに行った
今…
始まりの歯車が
はまる
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