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先輩が出演している番組にゲストで呼ばれた。
収録が終わり、打ち上げへと移った。
俺は少しばかり仲良しになった番組スタッフの横に座った。
井本はというと、可愛がられてる先輩のそばに座り、話しが盛り上がっているのか、井本の笑い声が聞こえる。
ふと視線を移すと、先輩に勧められて大量のアルコールを体内に注ぎ込む。
そんなに酒に強くない井本はすでに体に熱があるかのように赤く火照っている。口内に含み切れないアルコールが口端から伝って、首筋を濡らした。
その光景が俺の情欲を刺激する。
数年前から、自分にある奇妙な気持ちが渦巻いていることに気がついた。
そして最近分かった。
井本が好きだということ―――
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