Wing

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第1章『闇の王の誕生』 『おい、氷炎!またお前のとこの炎紫が小さい子を泣かせていたぞ!』 氷炎は、光の王に似て髪は、水色の碧い瞳をしていた。いつも手伝いに来ている酒屋の店主に炎紫の事を言われた。 『ゴメン、おじさん。炎紫は、小さい子が嫌いだから仕方ない事なんだ。僕から炎紫にちゃんと言うから長には、言わないで・・・』 炎紫は、氷炎と似ているが性格は、真逆だった。 酒屋の店主は、氷炎の頭に手をのせて 『氷炎は、炎紫と違って優しくてしっかり者だな。わかった長には、言わないでいてやるよ。』 『ありがとう!おじさん!』 その頃炎紫は・・・ 『氷炎に俺の事またあの酒屋のおやじ言ってやがるな・・・ちっ・・・』草原でねっころがりながら空を眺めていた。『おやおや?どうしたんだい?僕?』 炎紫が起き上がり周りを見渡すと黒い服を身に纏った男か女かわからないやつが後ろに立っていた。 『なんだ?お前なんかに気安く話しかけられたかないんだよ!』 炎紫は、黒い服の人物を警戒した。 『君が・・・闇の女王と光の王の息子の・・・炎紫君だね?』 『なっ!?』 炎紫は、黒い服の人物の首を掴み。 『おい、お前!俺と氷炎の母親と父親の事を知っているのか!?』『知りたいかい?』 黒い服の人物は、炎紫に手を差し延べた。 『知りたいなら一緒に来るんだ・・・さぁ・・・』『・・・・・・』 炎紫は、黒い服の人物の手を握った。 『フフフ・・・さぁ行こう・・・新たな闇の王よ!』 炎紫は、黒い服の手を離すと少し笑いながら言った。 『実に、素晴らしい・・・お前の手を握っただけで、力が溢れてくる・・・!』 『さぁ・・・行きましょうか?炎紫様・・・。』 『あぁ・・・』 『氷炎・・・いつかお前を殺す・・・。』 黒い服の人物と炎紫は、闇に包まれた。 炎紫は、氷炎がいなくなったのを聞き炎紫を捜す旅に出た。
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