Boys be Justice

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翌日 「う~。疲れがまだ残っている。」 カイはだるそうに学校に向かう。 カイは17歳。 高等部2年生である。 学校では普通に勉強するのだが、別枠で非科学の分野がある。 非科学ではなにをやるのかというと、魔法について勉強するのだ。 自由参加であるが、学校の生徒はカイ以外全員受けている。 カイは魔力が低過ぎて、生徒にバカにされたあげく、先生にも授業に来ないように言われ、非科学授業にはでていない。 カイはふと前を見てみると誰かを中心にしてカイと同じ学校の学生が群がっているのが見えた。 ほとんどが男子で群がっている。 「サーラか。」 カイは中心にいる人物を呟いた。 実際には中心にいる人物を見れないが、カイの学校でこのようになるほどのファンをもつ人は一人しかいない。 フレイ・サーラ 抜群のスタイル、綺麗に整った顔。そしてなによりも、歌が上手い。サーラの将来の夢は歌手らしい。 「それにしても、学校か~。」 ため息をつきながら学校に向かう。 ―――――――― カイは学校に着き、いつも通り授業を受ける。 学校の中でもサーラの周りには生徒でいっぱいだ。 しかし、サーラには彼氏がいる。 この学校の生徒でかなりのイケメンらしく、他の生徒たちも二人の関係を認めているらしい。 放課後になり、カイは帰ろうとする。 他の生徒全員は放課後に非科学授業があるが、カイには関係ない。 帰る途中の廊下を歩いていると、知り合いに会う。
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