始まり
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「こんばんは。」 互いに反対の道から来る二人の会話はいつもこの言葉から始まり、飲み物を飲み終えるまでの間に二言三言交わして終わる。 そして全く反対の方向へ帰っていく。 たったそれだけ。 たったそれだけなのに、二人は必ず同じ時間にこの自動販売機の前にやってくる。 私の勤めている交番横の自動販売機に。 私は毎日二人を見守ってきたのだ。
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