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また話は布施についてとなりますが、布施といってどういう印象を受ける人が多いでしょうか?
やはりいろいろニュースを騒がせた宗教もありますから、お金をふんだくられるなどの悪いイメージでしょうか。
宗教に理解のない方は特にそうでしょう。
まあ、宗教団体も維持するためにはどうしてもお金がかかりますから、ある程度の維持費が入り用なのは事実でしょう。
しかし金・金いうところは信用できませんね。
布施といってもお金やモノを喜捨する財施だけではなく、自分の身体を使って布施する身施もあります。
清掃奉仕などのボランティアもそれにあたるでしょう。
様々なボランティア活動がありますが、それらは身施といえるのではないでしょうか。 自分を顧みず他の人のために行動することは素晴らしいなと思います。
身施などの仏教用語を使ってしまうと、お坊さんにしかできないことと一瞬思ってしまうかもしれませんが、私たちのように日常に生きる人達にもちゃんと布施はできるのです。
よく仏に至る道を「山」に例えられますが、山門はいくつもあり頂上に至る道も一つではないのです。
またボランティアなどに限らず、他のために一生懸命に取り組む姿は素晴らしいです。 仕事もそうです。今やっている仕事は必ず他のためになり世界を巡りめぐっています。巡りめぐってやがては自分にも帰ってくることでしょう。
卑近な例でいえば給料ですね。仕事の対価としてわかりやすいです。
でもまわりまわってくるのはお金だけじゃないかもしれません。仕事をする中で私達は必ず周りの人達と関わりあいます。私達はお互いに影響しあって生きています。自分が良い影響をまわりに及ぼせば、自然とまわりから良い影響が自分に還ってくるのではないでしょうか。自分の笑顔が他人を通してかえってくると思うと不思議ですね。
ニコニコ笑顔で「おはよう!」と挨拶されるときに私達はそのひとに対してどういう印象をもちますか? こちらが挨拶しても無視されたりムスッとした人に対してはどうでしょう。
笑顔や挨拶、心遣いも立派な身施の一つです。
布施といってもお金だけじゃないんですね。
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