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――翌日。
シャドウは、いつものように高校に来ていた。
「それで、パンチパーマはアリってことになったんだよ」
シャドウの右側で話しているのは、カミロという人の良さそうな少年だった。
「へぇ~、ブルーハワイの方が良かったのに~」
左側には、カミロの話に笑って返す少女がいた。
名前はメメコ。心優しい女の子だ。
「いや~、俺的には桜大根が近いと思ったけどな。それじゃあ次は俺の顔面について話そうぜ」
「……」
「……」
カミロとメメコは押し黙った。
まあ数少ないシャドウの友達である。
こんなのは普段から慣れっこだった。
2人は苦笑いしながら、しょうがなくシャドウの話を聞きだした。
「まず、俺の顔面定義から話させてもらうと――」
ドオオォォン!!
顔面定義の話の途中だったが、その瞬間爆発が起きた。
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