第一話 少年“シャドウ”

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――翌日。 シャドウは、いつものように高校に来ていた。 「それで、パンチパーマはアリってことになったんだよ」 シャドウの右側で話しているのは、カミロという人の良さそうな少年だった。 「へぇ~、ブルーハワイの方が良かったのに~」 左側には、カミロの話に笑って返す少女がいた。 名前はメメコ。心優しい女の子だ。 「いや~、俺的には桜大根が近いと思ったけどな。それじゃあ次は俺の顔面について話そうぜ」 「……」 「……」 カミロとメメコは押し黙った。 まあ数少ないシャドウの友達である。 こんなのは普段から慣れっこだった。 2人は苦笑いしながら、しょうがなくシャドウの話を聞きだした。 「まず、俺の顔面定義から話させてもらうと――」 ドオオォォン!! 顔面定義の話の途中だったが、その瞬間爆発が起きた。
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