4人が本棚に入れています
本棚に追加
私たちがまだ小学3年生の頃。
真世(以下:世)「僕、アイドルになる!!」
リビングでテレビを見ていたとき、いきなりそう叫んだのだ。
父も母も、もちろん私も冗談ととっていた。
しかし、何日経っても、あきらめることはしなかった。
ある日…
父「そんなに言うなら、一回 頑張ってみるか?」
世「うん!!僕頑張るよ!」
それから父と母の協力により真世は芸能事務所に所属した。
そこは寮生活のため、小学4年生の春、真世は家を出て行った。
もちろん、学校も転校した。
月に何度か会っていたので、真世の成長ぶりはしっていた。
私たちが高校1年生になったとき、真世のデビューが決まったと知らせがあった。
そのときは家族みんなで喜んだ。
私の身にあんなことが起こるとは知らずに…
最初のコメントを投稿しよう!