☆第2章☆

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~社長室~ 社長さんは黙っていた。そして私たちの方をあまり見ようとしていなかった。 口を開いたのは母。 母「…真世から電話がありまして…どういうことでしょうか?」 社「お母さんにですか?」 母「いえ、双子の姉の方に」 社「やはりそうですか…」 《やはり》ってどういうことかなぁ? 社「すみませんが、お母さんだけ席を外していただけませんか?」 それから母は社長室をでていった。社長室には私と社長さんの2人きりになった。 社長は20代くらい若者に見えるが実際は40を越しているらしい… 社「こちらでいろいろトラブルがありまして…」 矢「トラブルというのは?」 社「申し訳ないんですが、それはまだ教えることができません」 矢「そうですか…」 またしばらく沈黙が続いた。
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