☆第2章☆

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そこで社長さんは口を開いた。 社「申し上げにくいんですけど…。」 矢「はい、なんでしょう?」 社「もう真世のデビューが決まっていまして…」 矢「はい、知ってます」 社「そのデビューがもう取り消しにはできないんです」 矢「え!?弟のせいですみません。どうするんですか?」 社「…真矢さんにやっていただくことはできないですか?」 矢「は…????」 私の頭の中は真っ白だった。やっと思考回路が働いてきた。。。 矢「無理だと思うんですけど…なにせ性別が違いますし…社「大丈夫です。顔はそっくりなので問題ありません。私もびっくりしたくらいです。」 矢「いくら顔が似てても声とか…」 社「まぁ…多少のボイストレーニングは必要になりますが…なんとかなるでしょう。もうすぐマネージャーと相方が来ますのでここで待っていてください。私はお母さんの方にお話をしてきます。」 社長さんはそこまで一気に言うと社長室を出ていった。
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