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そこで社長さんは口を開いた。
社「申し上げにくいんですけど…。」
矢「はい、なんでしょう?」
社「もう真世のデビューが決まっていまして…」
矢「はい、知ってます」
社「そのデビューがもう取り消しにはできないんです」
矢「え!?弟のせいですみません。どうするんですか?」
社「…真矢さんにやっていただくことはできないですか?」
矢「は…????」
私の頭の中は真っ白だった。やっと思考回路が働いてきた。。。
矢「無理だと思うんですけど…なにせ性別が違いますし…社「大丈夫です。顔はそっくりなので問題ありません。私もびっくりしたくらいです。」
矢「いくら顔が似てても声とか…」
社「まぁ…多少のボイストレーニングは必要になりますが…なんとかなるでしょう。もうすぐマネージャーと相方が来ますのでここで待っていてください。私はお母さんの方にお話をしてきます。」
社長さんはそこまで一気に言うと社長室を出ていった。
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