序章

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序章

ご機嫌よう。 あなたがこれを読んでいるということは、少しでもこの物語に興味を持ってくださったということですね。 くすくす……光栄です。 では、物語を読む前に、少しだけお話をしましょう。 ――この物語は、ひとつの殺人事件から始まった悲しい連鎖の物語です。 それは単純なすれ違いと、強すぎる想いの産物。 この物語を「所詮、空想」……なんて言って片付けないでくださいね。 これは、いつあなたの身に起こってもおかしくない出来事なのですから。 ――さあ、そろそろ開演のお時間となります。 哀れな少女たちの末路を、どうぞご覧ください。 彼女たちにハッピーエンドなんて有り得ません。 それでも、彼女たちの死に様を最期まで見守っていただけますか? ……くすくす。 それでは、またどこかでお会いしましょう。 March rabbitimage=384959584.jpg
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