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桃「…グスン…ズズ…」
次から次へと涙がこぼれ落ちる。
ギュッ
背中に暖かい感触がする。
背中を見ると蓮が私に抱きついていた。
暖かくて安心する。
許しちゃ…
でもそんなんじゃダメ。
昨日の事聞くまでは許せない。
私は蓮の手を追い払った。
蓮「桃…昨日は」
桃「何で女の人といたの??」
蓮「…………そ」
桃「私に飽きたから??私の事もう嫌いになったから??」
私は蓮が言いかけた事に気づかず先走ってしまった。
蓮と離れたくない、離れてほしくない
でも、離れていってしまうような言葉を言い放ってしまった。
後から後悔してもしょうがない。
蓮「……んなわけねぇ」
桃「じゃぁなんで…ズズ…もぉ、蓮の事信じられない…」
あれ??
何でこんな事になっちゃってる??
私こんな事言う為にここに来た訳じゃない。
ただ言いたい事いいにきただけ
でもこれが私の言いたい事??
これが1番なの??
頭おかしくなったのかな??
私は蓮を目の前に頭の中の何処かが飛んでった気がした。
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