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「この人はね、橘 実沙希さん。パパの友達だよ」
彼は子どもをあやすように言った。
「そうなんだ！じゃあ和麻ともお友達！！ね、おねぇちゃん！」
その子は私に向かって満面の笑みで言った。
私はあまり子どもの扱いには慣れてなくて正直戸惑った。
「実沙希ちゃん。良かったらどこかでお茶しない？って言いたいところなんだけど、今あんまりお金なくて…
良かったら家にこない？母親もいるから変なことはしないし。安心して！」
そう微笑む彼に私は即答した。
「お邪魔します！」
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