第一神 喰神との適合

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男は登録を終え適合通知が来るまで基礎訓練を知り合いの軍人に頼んだ。 弱かったから守れなかった…、弱かったから戦えなかった…、弱かったから対抗出来なかった。 男はそんな想いと共に肉体の基礎訓練を怠らず続けた。 怪我をしようが血を吐こうが自らが苦しもうが訓練し続けた。 「うおおお!」 「甘いぞ!」 軍人と男は素手での模擬戦闘をしていた。 「ぐぁああ!!はぁっ…!はぁっ!」 「立て!!休むな!」 男は限界の筈が何度も何度も挑み続けた。 そして、登録から四年の月日が流れた。
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