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握り締めたと同時にケースが一気に閉じられ喰らい尽くすような音が響いた。
「うぐっ…ぐ!うぁ…あぁ!がぁあああああああ!!!」
神機の柄を握り締めている右腕を押さえながらマサツグは苦痛のあまり声を上げた。
しばらくしてケースが開かれると腕輪が右腕に装着された。
「はぁっ…は…!ふっ!」
苦痛が去るとマサツグは適合した自分の神機を持ち上げた。
同時に神機から触手のような物が腕輪に突き刺さり、何かを注入した。
「っぐ…!」
少し顔を歪めたがすぐに持ち直した。
「ふふ…おめでとう、貴方がこの支部の男性で唯一の新型ゴッドイーターよ」
嬉しそうでいて楽しんでいるような声が聞こえてきた。
「次の予定はメディカルチェックよ。気分が悪いなどあるならすぐに申し出なさい」
試験が終わり、神機を保管すると待機場所に待機した。
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