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緑の葉を手で払い、蜘蛛の巣を斬り払い、どんどん進む。
そして、ついにその煙の立ち昇る源へとたどり着いた。
「なんだ……こりゃぁ……!!」
ケビンは驚いた。そこには船とも、飛行機ともいえないような、不思議な乗り物らしきものがあった。
恐らく墜落したのだろう、所々破損している。
『グリーンタブ』は密林の星と呼ばれるだけあり、科学や機械とはほぼ無縁だ。
この星の中でも栄えている町、貿易都市『カルディア』ならともかく、ロミナーズ育ちのケビンにとって目の前の乗り物はすべてにおいて神秘なるものだった。
「なんだ……あれは……乗り物?」
ケビンが警戒する。
好奇心前回のケビンだが、安全かどうかわからないものに無闇に突っ込むほど馬鹿でもない。
とりあえずは、しばらくは観察を続けよう。そう彼が考えた直後だった。
その乗り物に穴が開いた。いや、正確には自動でドアが開いただけなのだが、ケビンの目にはそう映った。
そして、中から奇怪な服装をした人間が降りてきた。
「も、ホント信じられないんだけど?なにこの状況!?」
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