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夢の中の世界。 何故か私は、学校のような造りと変化した家にいた。 白い壁には黒いひび割れが入り、なんとも不気味な感じだ。 その古い建物が、夢の中では自宅だと分かっている。 赤い懐中電灯を手にもち、薄暗い廊下をお父さんと歩いていた。 『気をつけろ。』 お父さんの声が廊下に響く。 窓の外は暗いはずなのに、寒そうに揺れる木々の葉がはっきりと見えた。
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