アルミス学園・入学式

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 アルミス学園。  そこは五つの学科があり、いずれも優秀な卒業生を出す名門校である。  毎年3000人以上が世界各国から入学する、世界一の学園。 「んー……! 着いた着いた、と」  その学園の校門で、一人の少女が背伸びをしながら歩いていた。  彼女はルナ・アーノルド。この学園に入学する新入生の一人である。 「今日から戦闘学科生か……頑張らなくっちゃ!」  腰に付けた剣に触れながら、小さく意気込む。  戦闘学科とは、五つの学科の内の一つで、武器を使った戦士を育成する学科である。  剣士を目指しているルナには、まさにぴったりの学科であった。 「確か……入学式は講堂でやるんだっけ。急ごっと」  学園の地図を見ながらルナは、急いで講堂へと走っていった。 「…………」  “彼”は近くの木の下で、走り去るルナをじっと見ていた。 「久しぶり、ルナ……」
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