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(友達、できるといいな。せっかくだし……)
ルナは心の中でそう思いながら、戦闘学科の教室を見つけたのだった。
ドアは開きっぱなしだったので、ひょこっと難無く教室に入る。
(うわ……)
ここでもルナは目を丸くさせた。
戦闘学科の教室があまりにも広すぎる。生徒の数も、ざっと800人はいるだろう。
「すごっ……。人気なだけあるよ……」
学園に来てから驚きの連続。ルナはここが超名門校であることを、改めて思い知ったのだった。
「……席に座ろうっと」
何となく疲れを感じたルナは、指定された席を探し始めた。
(えっと……前から三番目、窓際から二番目……)
指定された席を見つけ、ルナはいち早くそこへ向かう。
「疲れたぁ……凄すぎるよ、この学園……」
机に突っ伏すと、疲れがどっと感じる。自分でも気づかなかったくらい、相当緊張していたようだった。
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