1章 同級生…

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「暑いしプールでも行かねぇ。」 バーベキューが終わってスイカを食べながら拓郎が言った。 「いーねー行こうぜ」 全員一致。 この時間にプールなどやっているわけがない。 中学校のプールに忍びこむつもりだ。 母校の並木橋中学校の正門までは、 拓郎の家から徒歩3分。 でも正門からは入れない。 学校の敷地をぐるっとセンサーが張り巡らされているのだ。 「ブー、早くしろよー。」 たかしがスイカを片手に持って庭から出てきた。
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