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…一年前─     私、 モモサカ サクラ 桃坂 咲良 は、当時十七歳。 遥流斗に、とある喫茶店に呼ばれた。 「おぃっ!!こっちこっち!」 遥流斗の声のする方へ駆け寄った。 「ごめん、ごめん!!待った?」 私は両手を合わせて謝った。 でも、遥流斗は 「ううん。全然」 いつもの笑顔で答えてくれた。 そんな優しい遥流斗に私は引かれた。 私は、遥流斗と、向かい側の席に座った。 しばらく置いてから私の方から声を掛けてみた。 「で、話…って 何!?」 遥流斗に問い詰めた。
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