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遥流斗も暫くたってからこう答えたのだ。
「あっ、あぁ…。
ちょっと言いにくいんだけど…
オレ、今日で学校辞めるんだ」
頭を掻きながらそんなこと言った遥流斗に私は苛立ちを覚えた。
「なっ、何言ってんの?
後、もう一年で卒業でしょ?」
私は、興奮してこう言った後、落ち着きながらまた話始めた。
「それに…
あなたが一緒に居てくれなかったら…
私また学校で虐められるよ…」
いつの間にか私は泣き出しそうになった。
すると、彼が膝の上に乗せてた私の手を
ギュッて、優しく握ってくれた。
私は、ゆっくり遥流斗の方を見た。
遥流斗は、ニコッてしながら答えてくれた。
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