風呂上がり

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瑞「はぁ~疲れた~。」 瑞樹がんーと湯船の中で腕を伸ばすと、隣で凌が眠たそうに目を擦っている。 瑞「大丈夫かえ?今日は走りまくったきねぇ~、寝たらいかんで、出るで~。」 凌「………うん。」 浴衣場に出た2人は体を拭くと、下着を手に取る。 瑞&凌「…………。」 凌は一枚の布を、瑞樹は細長い布の端に紐が付いている物を広げて固まる。 凌「…これ、何?」 瑞「………ふんどし?」 首を傾げている横で瑞樹が何かを思い出したようにあ~と唸る。 瑞「昔にパンツなんてないわな、……しかし、ふんどしかぁ~…。」 凌「瑞樹ちゃん、これなんなが?」 瑞「それも下着やで。」 凌「これが!?一枚の布やで!?」 布を見て驚く凌。 瑞「うん、昔の女の人は腰に巻いちゅうだけながやで。」 凌「え~嫌やぁ~、やったらそっちがましやぁ。」 と、瑞樹が持っているふんどしを指差す。 .
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