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・神崎 仁史【カンザキ サトシ】
三十五歳。
父親が経営する株式会社神崎不動産の営業主任として勤務。
次期、社長候補として厳しく育てられる。
主に外回りが多い。
高校生の時から遊び人だが、好きになったら何気に一途になる性格。
ムードメーカーだが、短気。
猪突猛進タイプで頑固。
千秋と出会ったことで本当の愛を知る。
・七瀬 千秋【ナナセ チアキ】
十九歳。
Ｗ大学経済学部一年生。
仁史の会社のメインバンクである桐蔭銀行の頭取の息子。
複雑な家庭環境のため、ぱっと見は派手で俺様な性格だが、本当は素直で涙もろく、照れ屋。
ある秘密を抱えているため、周囲とは距離を置いて接しているが、仁史と出会ったことで気持ちが変化する。
・神崎 志乃【カンザキ シノ】
三十七歳。
仁史の義理の母で父親の後妻で秘書。
仁史とは高校時代に付き合っていた関係だが、今では友達感覚。
二児の母。
仁史が千秋に惹かれていくのを応援しながらも複雑な思いを抱く。
サバサバした性格で裏の権力者とも言われている。
・御所野 可奈子【ミソノ カナコ】
三十三歳。
仁史とは大学からの先輩と後輩の関係で、仁史が一途に思い続けている女性。
体が弱く穏やかな性格だが、自分の思いを貫くためなら手段を選ばない性格。
離婚した夫に裏切られても愛し続けているが、本当は心の底から恨んでいる。
・国府津 雅貴【コウヅ マサキ】
享年三十五歳。
仁史とは小学校からの親友で、その頃から将来の夢は教師だった。
可奈子と結婚しながらも十八歳年下の同性の教え子と関係を持ち、離婚した後にその教え子と心中。
大学時代、仁史が可奈子のことが好きだと知っていたが、可奈子の策略により噂だと信じ込み、彼女と付き合うことに。
後で仁史の気持ちを知り、自分が可奈子を愛していないことに気が付き、苦悩する。
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