サバイバル

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「なぁ夜~! これって食えるかな?」 山の中の道を歩いていると、聖也が木になっている木の実を指差しながら言う。 山道は木が多く、地面には土が見えない程、雑草が生えている。 「んー、どれー?」 真広が聖也の指が差す方向を見ている。俺も気になったので指が差す方向を見てみた。 「あれだよ。 あの赤色のやつ」 聖也が指を小刻みに揺らしながら言う。その方向をもう一度見直すと赤色をした木の実があった。 見た感じ木の実は俺の拳くらいありそうで形はかなりいびつだった。 んー、ありゃ食べない方が良さそうだな。 得に理由はないが直感的にそう思った。 「やめとけ。 何かまずそうだし、食べ物なら持ってきてるしな」
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