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夕暮れの市街地を美人と二人っきりで歩く。素晴らしいシチュエーションだな!こんな好機を見逃す俺ではない!
「朱雀っ!」
バッと俺は隣を歩く朱雀の方にへと向く。
「ん?なんだ武?」
大きく息を吸ってから。
「好きだ!!付き合ってくれ!!」
「・・・はい?」
「ありがとう!」
「いや今の“はい”は肯定のではなく疑問の方なんだが」
「・・・」
「・・・」
ああ夕陽があけぇや・・・
「いや・・・なんでもない忘れてくれ」
俺としたことが雰囲気に流されるとはな。
「いやいやいや簡単には忘れそうにない一言だったよ!?」
やれやれ困ったぜ・・・フッ・・・
「いやいや何ニヒルに笑ってるのさ!?アヒルにしか見えないから!」
「そのギャグはどうだろう?朱雀」
「そんなのどうでもいいからさっきの言葉の意味を教えてよ!」
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