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「とりあえず、次の駅で降りて貰うよ。 君たちもね…」 人混みの中から掻き分けて出てきた中年の男がそう言って仲介に入った。 次の駅に止まると、中学生たちは仕方なくホームに降り、湯川マサトシも降りた。 「あんな満員電車でギャーギャー騒ぎやがって! 嫌だね、イマドキの中学生はぁっ!」 ホームに降りた乗員の中の1人が叫ぶ。 「ナニあのオッサン… 女子に絡まれないからってひがむんでんじゃねーよっ!」 3件目の被害者が叫んだ男に言った。 そこにいた大山緑たち中学生はその言葉に爆笑したという。 男は悔しそうに足早に去って行った。
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