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永久子に異常な愛を抱き、永久子の“恋人”を永久子に近寄る“危険な人間”にする。
“恋人”に対する嫌悪感。
そして、自分とは正反対の性格を持つ人間への羨望と嫉妬。
だから山田リカ子は永久子になりたがっているのかもしれない。
「過去に悲しい記憶を持っていても、殺して良いということにはならないわ…」
自虐的に時雨は笑った。
それから時雨は、細やかなことまで全て、山田リカ子について調べることにした。
そして、長年気になっていた田口コウスケとの関係も…。
なせ、山田リカ子は田口を殺す時、田口のことを“先輩”と呼んでいて、なぜ田口はリカ子のことを知っていたのか。
だが、時雨は田口コウスケについては、あまり調べていなく、当時の事件資料を見るしかなかった。
蓮には会わないと言ったしな…。
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