3匹のギャル

5/7
前へ
/452ページ
次へ
私はとりあえず、居心地の悪かった室内を飛び出し、外に出た。 ―もう昼飯はどうでもいいや。 とにかく何か策を考えないと。 そう思い立ち、 幸い今日の授業は午前のみだったので、私は早々と帰ることにした。 ―私の家は大学を出て10分くらい歩いたところにあるアパートである。 多少ボロいが、通学に非常に便利だ。 …そういうわけで、 私はすぐに家に着き、悶々と考え始めた。 ――― ―― 随分と考え込んだが、いい回避策は皆無だった。 今までああいったたぐいは上手く切り抜けてきたのだが、 流石に今夜となっては……。 しかも実際に予定は無いので断る理由もない。 あれこれシミュレーションするも、最終的に彼女らの押しに負ける結果となる。 ――本気で困ったな。 どうしよう。 …なーんて堂々巡りをしてる間に、もう、5時。 向こうが指示してきた場所に行くには、もう出なければ間に合わない。 .
/452ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2975人が本棚に入れています
本棚に追加